大好きな君にだからこそ、伝えたい事があるんだ。

だけど、面と向かっては言えた試しがないんだけど。







〜きいて、きいて?〜







ちゃんはいつだってニコニコ笑っておはよう、って言ってくれたし、

オレが泣いてたら、いい子いい子、って頭を撫でてくれたし。

影で頑張ってたら、えらいねって、ジュースくれたし、

落ち込んじゃった時は、一生懸命慰めてくれた。





ちゃんは、いつもいつも、オレの事、見ててくれる。
野球部の皆は、ホントにいつもオレの事を気に掛けてくれるんだけど、
ちゃんはそれ以上にたくさん、オレの面倒を見てくれてる。

ソレが自惚れであってもいい、と思う。

ただちゃんがオレとも一緒に居てくれて、
オレにもニコニコ笑ってくれてるから、それだけでも嬉しいから。

オレ、ちゃんの笑った顔、大好きだ。



オレが勉強苦手だからって、つきっきりで勉強みてくれて、

間違った答え書いても、笑わなかったし、バカにもしなくて、

呆れた顔も、溜息も、何にもなしで、ただ頑張ろうって言ってくれた。


優しいちゃん、大好きだ。

野球部の皆も好きだけど、そんなの比べ物にならない位。

ちゃんと、居るだけで、オレの心の中ふんわり。




優しくて、可愛くて、オレはそんなちゃんが大好きで。

だから、だから、君に聞いてほしい。




ちゃん、きいて。

ちゃん、あのね、オレね。

君が、すきです。

もう、オレなんか、なんていわないから。




ちゃん、オレ、もっと頑張るよ。

ちゃんが、にっこり笑ってくれるように。

ちゃんが、オレといて嬉しいとか、思ってくれるように。


オレと、おんなじように、嬉しいって。




だから、お願い、ちゃん。

オレを見てて。

オレ、オレ、頑張るからさ。

オレだけを、みてください。

ちゃん、大好き、だよ。


、ちゃん!」

「どうしたの、三橋君?元気いっぱいだね?」

「う、うん!オレ、元気、だ、よ!」

「じゃぁ、今日も、練習がんばろーね!」

「うん!」


いつか、言えると、いいな…!

オレは今日もちゃんの隣で笑った。
明日も、明後日も、1年後も、2年後も、ずーっと。
こうやって、ちゃんと一緒に居たいな。

ちゃんの声を背中に受けて、
オレは今日もまた、走ってマウンドに向かった。







***あとがきという名の1人反省会***
三橋夢は唐突に思いつくので名前変換の多い
独白っぽい夢ばっかりで申し訳ないです。
日記にがっつがっつ加筆したんですけど…
かなーり。短いです、ね。最短記録かも。
三橋は可愛くあってくれれば良いです。
可愛さ、伝わっていれば良いなぁ…(無理っぽいよ

それでは、ここまで読んでいただき有難うございました。

2009.01.18 水上 空